北海道札幌市から届けられた1本の動画。
それは自分のスタイルチェックのために撮影したフラットトリック集でした。
技のスタイルにこだわり続けるストイックなスケーター、RyoHayashiさん。
スケートに対する思いや、地元のことについてインタビューさせてもらいました。

RyoHayashi プロフィール

ーー

まずLOCAL-CLIPSを知ったきっかけを教えてください。

RYO 僕はツイッターでたまたまローカルクリップの投稿をリツイートしてるのがでてきて、それで知りました。
ーー Twitterだったんですね。

まず最初に室内のフラットトリックの動画を投稿してくれたんでしたっけ?

RYO そうですね!あれが最初の投稿だったはずです。
ーー 持ち技の、高さ、スタイル、完成度、どれも一流の動きでした!
あの撮影期間はどのくらいだったんですか〜?
RYO 1日です。
もともとあの映像は、
自分のスタイルチェックのために撮った映像なんですよ。
ーー 置き撮りでしたね。
RYO あそこは「レジャスポ」というレジャースポットなんですけど、
そこの3時間パックで毎回入って滑ってるんで、
撮ったのは3時間以内です。
ーー 3時間!(笑)
RYO 札幌は冬滑る環境がほとんどないので、
冬は毎回そこのレジャスポに通ってる感じです!
ーー やっぱり北海道の冬って寒いんですか?スケートできない?
RYO 冬は外で滑るのはやばいですよ。
足首もげます(笑)
夜は特にハイパー寒いですよ!
ーー ひ〜〜(笑)
RYO でも若い頃は外と同じくらいの気温の地下歩道で夜中滑ってましたね!
ちなみにマイナス気温が普通です(笑)
ーー スタイルにこだわりがありますか?
RYO 基本、自分の中での理想が高すぎるんですね、きっと。

前に出来てたクオリティがイメージに残ってるんで、そのクオリティが出ないと、ひたすら滑り続けちゃう感じです。

昔はトリック決めて技数があればいいと思ってた時期がありましたけど、今はスタイルが一番意識する所ですね!

一つのトリックでも魅せれる滑りができるように心がけてます。

ーー なるほど、スタイルを追求しているんですね。
RYO 出来るトリックは乗るのは当たり前で、前に出来たクオリティーが標準装備になるように!
さらに上のクオリティーを出すために練習!っていう流れで滑ってます!
ーー かなりストイックな人だと聞いてます(笑)
RYO ただ自分に負けず嫌いなだけなんですけどね(笑)
ーー 滑ってるときは周りと喋ったりしないですか?
RYO 僕、集中し出すと全く喋らないですね。休憩も全くしないし。
ーー だから上手いんだ〜!
RYO 楽しく滑る時と、集中してガッチリ滑る時と気持ち的に分けて滑っています。
楽しく滑る時は話しながら雰囲気を楽しみながら滑るし、
今日はやるぞって時はひたすら黙々とたんたんと滑り続けます。

基本自分の滑りに満足してないので、大抵黙々と滑っちゃいますけど…(笑)

ーー 今スポンサーは?
RYO 今は、OMGベアリング、ウィール、ビス、SPARKLEトラックですね。

LAKAIはチャーリートレーディングさんで取り扱いしなくなってしまったので、なくなってしまいました。

ーー たくさんサポートされてるんですね。
RYO メーカーさんには本当に色々と良くして頂きました。
名前コッソリださせて頂きますが、今はメーカー変わっちゃいましたが田村さん、そして良くんには特にお世話になりました。
この場をコッソリ借りまして、本当にありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いします。

そして、今現在もお世話になり続けている、FIZZ BEARINGの太一さん、本当に色々とありがとうございます。
太一さんには、電話で1時間とか普通に長話ししてくれたり、いろんな話し聞かせてくれて、本当にスケート以外でも影響を与えてくれる人です。感謝でいっぱいです。

ーー

スケートボードを始めたきっかけについて聞かせてください。

RYO 僕が始めたきっかけは結構うろおぼえなんですけど、
本屋でオーリーとウィリーが必ずマスター出来る本!!っていうのが置いてあってなんとなく立読みして、
そこでスケートボードに少し興味を持った感じだったと思います。
ーー ウィリーw しかも必ずって(笑)
RYO あとはテレビで筋肉番付でスケートでてて、
楽しそうだなって思ってた感じですかね。
ーー 筋肉番付ありましたね。たしかにスケートボードの企画で「足を地面に着けずゴールまで行く」っていうやつ。
日本でも有名なスケーターがたくさん出てました。
RYO たしか僕が中学2、3年生の時位だったと思います。
ーー じゃあスケートは友達がやってたからとかじゃなく、
自分で見つけた感じなんですね!
RYO そうです。
中学の時はオーリーしかしてなくて、全くもってへたっぴ全開でした(笑)
ーー ちなみに今おいくつなんですか?
RYO 僕は今年の7月で28歳になります。
ーー そうするとスケート歴は14年ぐらい?
RYO 歴的にはそうなりますね。
ーー スケボーを1人で始めて、どうやって他のスケーターとつながったんですか?
RYO 手稲プールというスポットがあるんですけど、高校の時に初めて一緒にやりたいっていうやつが現れて、
そいつがその手稲プールで滑ってる人いるって教えてくれて、
二人で手稲プールに行ってみたんです。

でもいっても恥ずかしくて最初滑れなくて。。。

ーー 誰でも最初はそういうもんですよね。
RYO その友達2人と端っこでコソコソと滑っていたら、
そこで滑っていたタメのスケーターが話しかけてきてくれて、
みんなを紹介してくれました。
ーー お、つながった!
RYO そこから毎日のように学校が終わったら滑りに行って、
気付いたら溶け込んでたって感じですね。

先輩方がみんな上手くて、とりあえず先輩に追いつこうとひたすら滑りまくってました。

ーー なるほどー。良い環境だったんですね。
RYO そうですね。
ーー でも行きたい気持ちはあるけど、いつまでも端っこにいるスケーター達もいると思うんです。
そういう若い子たちについてどう思いますか?
RYO 僕はシャイでテレ屋でなかなか上手い人たちの中に入って行けないタイプなんですけど、怖い、不安だ、と思うのは最初のほんの一瞬だけです。 その最初を頑張って乗り越えたら、あっという間にそこが自分のホームになっていくはずです。
ーー 自分のホームグラウンドって大切ですよね。
RYO

上手くなるには環境がスゴイ大事。

一人で滑るのもスゴイ大事だけど、最初はまず上手い人の滑りを間近で見て盗めるところは全部盗んで上手くなる。そのためにはまずそういった環境に自分から入って行かないといけません。

ーー たしかにそうですね。
RYO 最初はホントに入って行きにくいし、どうしていいかわからないけど、そのスポットで滑っている上手い人たちも、最初は同じ経験をどこかでしているはずだから、入って来れない人の気持ちもきっとわかっている人だと思うから、自然と手を伸ばしてくれるはずです。
ーー スケーターはみんな仲間ですもんね。
RYO 入って行きにくくても、デッキ持ってそこに行けば、誰かが声をかけてくれると思います。そこからは自分でどんどん入って行って、馴染めるように努力して行けばいいと思います。
< 第2回につづく >
カバー写真:TOMY
取材協力:宮本 翔平、川喜田 厚
イラスト:humaninterest
デザイン:三上 大樹

2014-07-07-MON


もくじ

第2回 写真家TOMYさんとの撮影

(2014-07-08-TUE)


第3回 札幌市で思い入れのある場所

(2014-07-09-WED)