【第2回】グリッチョしたときの応急処置

では、グリッチョしたときにやるべきことってなんですか。
阿相
そうですね、「ライス」って聞いたことありますか?
らいす?白いのなら。。
阿相
①Rest(安静)、②Ice(冷やす)、③Compression(圧迫)、④Elevation(持ち上げる)の4つの頭文字をとったRICE(ライス)と言う応急処置です。これが基本となります。
RICEですね、なるほど。
阿相
まず「①Rest(レスト)」は簡単ですね。とにかくグリッチョした部分を動かさないということです。歩かない、体重を乗せない。
はい、これは簡単ですね。
阿相
次に「②Ice(アイス)」ですが、これはだいたい10~20分、氷水もしくは氷で冷やしてほしいんです。シップやコールドスプレーはイマイチです。
よくコンビニで氷袋を買ってきて当てたり、自販で買ったジュースを当てたりしてるのは結構みなさんやりますよね。
阿相
あー、氷のほうがいいですね。だいたい感覚がにぶくなるまで約10~20分冷やし続けてほしいんです。やりすぎると凍傷になるので注意は必要ですけど。それを20分ぐらい間隔をあけて3セットとかやってもらうと良いです。
冷やすっていうのは痛みをマヒさせるためにやるんですか?
阿相
それもありますし、腫れをひかすのと、血管を収縮させて出血を抑える効果がありますね。初期治療としてはすごく大切な応急処置です。
なるほど。
阿相
次に「③Compression(コンプレッション)」の圧迫なんですが、足首が腫れてくるのを抑えるのにちょっと圧迫をかけたほうがいいんですよ。でもこれがむずかしくて、圧迫しすぎるとちょっと逆にヤバイんです。
そもそも圧迫というのは手短なものでできるんでしょうか?それとも何か常備しておいたほうがいいんですかね。
阿相
そうなんですよね。なので例えばですが、バンテージ的な「弾性包帯」というのがありまして、こうゆうのでちょっと引っ張りながら巻いてあげると、圧迫されて良いと思います。ただ常備していない限り、その場では難しいかもしれないので、これはできるような状況になってからでよいと思います。
わかりました。
阿相
最後に「④Elevation(エレベーション)」ですが、これは足を心臓より上にするということになります。ですので、例えば寝た状態で足を高く上げるといいと思います。
あー、座らずに寝てたほうがいいんですね。これもポイントですね。
阿相
そうすると腫れが戻ってくるんですよ。
なるほど~。ではまとめると、グリッチョした直後は、「寝た状態で心臓より上に足を上げて、氷で10~20分冷やすのを3セットする」ということですね!
阿相
そうですね、ちなみにアイシングは熱がとれるまで。家に帰ってからも続けていただいて、だいたい48~72時間を目安にしていただければと思います。
2〜3日程度ということですね。 氷で冷やせない時はシップで大丈夫でしょうか。
阿相
冷シップならOKです。間違っても温シップだけは絶対貼らないように(笑)。
うっかり間違えないようにしないとです(笑)。冷シップですね!
阿相
はい。あとは寝るときなんかもシップでいいと思います。
寝るときも注意点とかあるんでしょうか。
阿相
そうですね、寝るときも足首はちゃんと固定し、クッションなんかで足を上げておくといいです。注意点としては布団を足先にかけないようにしていただければと思います。
それは冷やすために?
阿相
というよりも、布団をかけると重さでジンタイを伸ばした状態になってしまうんですよ。くっつけないといけないのに、これだと治んないですよね。
そうか、さきほどの例で言うと傷口が開いた状態になっちゃうのか。それはわかりましたが冬はつらそうです。
阿相
寒ければ靴下でも履いて、我慢してでも片足を布団から出すように心がけてください。
わかりました!ちなみにこのRICE処置をするのとしないのではやっぱり全然違いますか?
阿相
ええ。これで治るスピードは大きく変わってきます。

2016-04-20-WED